単位時間あたりに速度がどれだけ変化したか、を示す指標である「加速度」を計測できるセンサーのこと。「3軸加速度センサー」であれば、X軸、Y軸、Z軸の3方向の加速度を取得できる。

 昨今、スマートフォンやヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)などのデバイスにも搭載して、人間の身体の動きを取得する取り組みが増えている。リストバンド型のウエアラブル端末に搭載すれば、装着者の動きを継続的に計測でき、歩数や消費カロリーなどを解析できる。

 例えば、米ナイキが提供するリストバンド型ウエアラブル端末「Nike+ FuelBand SE」は、3軸加速度センサーを搭載する。同センサーが取得したデータを、アルゴリズムと組み合わせて解析すれば、活動量を示す独自の指標「NikeFuel」を算出できる。

 ドコモ・ヘルスケアが提供するリストバンド型ウエアラブル端末「ムーヴバンド2」も加速度センサーを搭載、同社の提供する健康支援サービス「わたしムーヴ」と連携する。取得したデータはスマホのアプリに送信し、消費カロリーや睡眠時間などを解析して表示する。