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 「ソフトウエア・デファインド・カー」と呼ばれる米国生まれの電気自動車。WiFiなどを経由してソフトウエアのアップデートされ、それにより機能が追加される。家電やPC用ソフトウエア、スマートフォン用アプリなどでは常識的な方法だが、それを自動車に適用したことで注目されている。この夏に予定されているアップデートで、自動運転機能が追加される予定だ。

 運転席には、キーを差し込むスロットや、スタートボタンはない。ユーザーインタフェースはタッチスクリーンで、スマートフォンの操作する感覚だ。車高やハンドルの感度などを調整できるのに加えて、車載カメラで標識を読んで速度超過時に警告する機能や、レーンをはみ出した際にハンドルを震わせて警告する機能を搭載するなど、従来の概念を超えたクルマである。ネット決済サービスのペイパルや民間ロケット会社のスペースXなどを起業した、著名な起業家のイーロン・マスク氏が経営するテスラモーターズが開発した。