米グーグルが開発しているスマートフォンやタブレット用のOSおよびミドルウエア、アプリケーション、開発ツールをまとめたもの。OSのカーネルはLinuxを利用している。米アップルがiPhoneなどで搭載しているOS「iOS」のライセンスを公開していないのに対し、グーグルはAndroidのライセンスをオープンにして、携帯端末メーカーが自社の端末に組み込めるようにした。

 2008年からAndroidを搭載したスマートフォンが販売されている。当初はスマートフォン専用だったが、2011年2月にタブレット用のバージョン3.0を発表。その後、バージョン4.0でスマートフォンとタブレットの両方に対応した。最新版は2014年12月に登場した5.0。2014年にはサブシステムとして、スマートウオッチ用の「Android Wear」、カーナビ用の「Android Auto」などを発表している。