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「買う気」を高めるマーケティングオートメーション

第37回 マーケティングオートメーションに「自前主義」は有効か

田島 学=アンダーワークス 2015/07/15 日経情報ストラテジー

 前回までは、マーケティングオートメーションに取り組むポイントを解説してきた。今回からは数回にわたり、筆者が実際に手掛けたマーケティングオートメーションのプロジェクトのなかで、クライアントから受けた質問を取り上げていき、それに対する見解を解説していきたい。

 質問の1つ目として、今回は「マーケティングオートメーションに関する業務の自社運用について」を取り上げる。まずは具体的な質問を2つほど見ていこう。

質問1
マーケティングオートメーションにまつわる業務を全て自社で運用できるか?

 この質問の意図は、マーケティングオートメーションのツールを導入した後、結局ベンダーに“おんぶにだっこ”状態になってしまうことを危惧しているか、あるいはその逆で、積極的にマーケティングオートメーションに取り組みたいという意志の現れかもしれない。これは、ツールを導入した時だけでなくツールを導入した後も、長く続く問題になる。それだけに、重要な論点になるだろう。

質問2
「うちのマーケティングオートメーションツールは簡単に使えるので大丈夫です」というツールベンダーの言葉をうのみにしていいか?

 ツールのベンダーに対して「自社で運用したいのだが…」と質問すると、「ツールの使い勝手」で答えてくるベンダーが多いはずだ。これはもちろん重要なポイントではある。だが、ツールの使いやすさは本質的な課題解決の1つに過ぎないことを覚えておきたい。

 というのは、マーケティングオートメーションを成功させるポイントは、ツールを使いこなすことだけではないからだ。ツールの導入・運用以外に、実際にクライアントがやっていくべきことを簡単に整理してみよう。

  1. マーケティング戦略とカスタマージャーニーの可視化
  2. ツールで実装すべき施策(キャンペーンシナリオ)の設計
  3. 必要なコンテンツの作成
  4. オートメーションツールへの実装や設定
  5. 施策の効果の測定と改善

 それぞれについてやるべき内容を、次ページ以降で解説する。

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