米国で犯罪者の社会復帰を支援する事業が話題を集めている。インキュベーターのモデルで、罪を犯した人が起業するのを支援する。犯罪者の中には優秀な人材が埋もれており、これを社会に役立てようという試みである。実際に、刑務所内でプログラミング教育が始まり、その成果に注目が集まっている。刑務所を舞台に新たな取り組みが始まった。

出典: VentureClef
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犯罪歴のある人の事業を支援

 この事業を推進してるのが「Defy Ventures」というニューヨークに拠点を置く非営利団体で、刑期を終え出所した人を対象に、事業のスタートアップを支援し出資する。創設者でCEO(最高経営責任者)のCatherine Hoke(上の写真、右側の女性)が、シリコンバレーで開催されたカンファレンス「DEMO Fall 2014」で、事業の狙いを自らの体験を交えて紹介した。また、出所して起業家の道を歩んでいる2人(上の写真、男性2人)が、事業を起こす経緯を語った。