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木村岳史の極言暴論!

木村の暴論に拍手喝采なら技術者は自ら動け、誰も助けてくれないぞ

木村 岳史=日経コンピュータ 2017/09/11 日経コンピュータ

 この「極言暴論」を書き始めてから既に3年半が経過した。ITベンダーやユーザー企業のIT部門の問題点や悪行の数々を、様々な角度からズバッと斬り捨ててきたのだが、よくまあ毎週書き続けてきたものだと我ながら驚いてしまう。そして、これだけ書き続けてもネタの尽きないIT業界やIT部門の問題の根深さには、もっと驚いてしまう。

 コラムをスタートさせた当初、ユーザー企業のCIO(最高情報責任者)やシステム部長、そしてITベンダーの幹部に会うたびに、「よくあんなことが書けるな」と嫌味を言われたものだ。中には完全に怒っている人もいた。だが最近では、極言暴論で焦点を当てた問題に正対し、改革に乗り出すIT部門やITベンダーも出ている。「あんたの記事を参考にしたよ」と言われると、誠にうれしい。まさに「石の上にも三年」である。

 ただ、当初から極言暴論に拍手喝采を送ってくれる読者がいた。IT業界の多重下請け構造に組み込まれて働く技術者の人たちである。実はここまで書き続けられたのは、そうした皆さんのおかげ。「木村さんは好き勝手なことを書けるから、気楽でいいね」と言われることもあるが、それは全くの誤解だ。極言暴論を書く時は他の記事と比較にならないぐらい苦吟し、読者の批判にボコボコにされて落ち込むことの繰り返しだ。

 そんななか、「よくぞ真実を書いてくれた」といった技術者の皆さんの拍手喝采は、誠にありがたい。で、今回はその感謝を込めて、IT業界の多重下請け構造のせいで無理難題を押し付けられ、様々な理不尽を耐え忍んでいる技術者向けに記事を書きたいと思う。内容はタイトルの通り「あんたら、ガタガタ言ってないで、とっとと転職するなり自分で動かないと、イザという時に誰も助けてくれないぞ」である。

 その「イザという時」が間近に迫っている。丸投げIT部門を客とするIT業界はハイテク産業とは“無縁”の労働集約型産業で、本当にひどい。だが、多重下請け構造の頂点にいるSIerやユーザー企業は“良き方向”に動こうとしている。その際、下請けのITベンダーを容赦なく切り捨てるだろう。皆さんが所属するITベンダーがあなたを助けるだろうか。今もひどい扱いなら、そんなことはあるはずがない。

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