ん…デジタル化の“外出し”は論外

デジタル化を見据えた企業戦略●その2

2016/01/06
長谷島 眞時=ガートナー ジャパン (筆者執筆記事一覧

 前回、長谷島氏はIT部門にとどまらず企業経営レベルで、新しいITなどを駆使したデジタル・ビジネスと、従来ビジネスの両方を運営できるように「バイモーダル化」を進めるべきだと指摘した。
 今回は、より具体的な施策に踏み込んでいく。その中で、経営層がこれまで行ってきたIT部門への対応に苦言を呈したうえで、IT部門との新たな関係の構築を提唱。新年を迎え心機一転、IT部門への熱いエールでCIOいろはがるたを締めくくる。

 バイモーダル化をIT部門にとどめず、企業経営のレベルで進めていくと様々なメリットが得られる。企業がこれまで手掛けてきた、基幹系システムを中心とする“従来型システム”に対して、「企業の競争力に直結しないのであれば、それほど多くのコストをかけなくてもいい」といった判断ができるようになるからだ。

 これまで従来型システムは「どの業務プロセスも大事」という考え方で作られてきた。しかし、本当にそうなのだろうか。企業競争力の源泉となる業務プロセスではないのであれば、「システムの機能はそれなりでいい」と判断してもよいのではないか。業務プロセスの価値に応じて“それなりの機能を持ったシステム”を増やしていけば、運用コストの削減にもつながる。

デジタル・ビジネスへのシステム投資は新たな原資の...
次ページ以降はITpro会員(無料)の方のみお読みいただけます。
会員の方は、 ログインしてご覧ください。
まだ会員でない方は、ぜひ登録(無料)していただき、ITproの豊富なコンテンツをご覧ください。

今週のトピックス-PR-

今日のピックアップコンテンツ-PR-

>>もっと見る

ITpro Special

>>もっと見る

▲ ページトップ

日経コンピュータ Digital

ITpro partners

イベントINFO -PR-

注目のセミナー

申込受付中!

2日間集中講座
実践型データサイエンティスト育成塾

ビッグデータ解析手法を体得、パソコンでBIツールを使いながら実践演習!【9/1・2開催】