今回は、中東のドバイの最新情報と、そこを舞台に活躍する若き日本のグローバル人材に関して紹介したい。1971年に英国軍がスエズ以東から撤退したことに伴い、ドバイ、アブダビ、シャールジャ、アジュマーン、カイワイン、フジャイラ、ハイマの7つの首長国が、アラブ首長国連邦(UAE:United Arab Emirates)を結成した。ドバイ(Dubai)は、アラビア半島のペルシャ湾の沿岸に位置し、アラブ首長国連邦の中でも最も経済的な発展が著しい都市である。

 筆者は、今年6月下旬にドバイとアゼルバイジャンを視察してきた。今回は、中東のドバイの最新情報と、そこを舞台に活躍する若き日本のグローバル人材に関して紹介したい。

 1971年に英国軍がスエズ以東から撤退したことに伴い、ドバイ、アブダビ、シャールジャ、アジュマーン、カイワイン、フジャイラ、ハイマの7つの首長国が、アラブ首長国連邦(UAE:United Arab Emirates)を結成した。ドバイ(Dubai)は、アラビア半島のペルシャ湾の沿岸に位置し、アラブ首長国連邦の中でも最も経済的な発展が著しい都市である。

写真1●超高層ビルが立ち並ぶドバイの中心部
写真1●超高層ビルが立ち並ぶドバイの中心部
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写真2●近代的なハイウェイと高層ビル群
写真2●近代的なハイウェイと高層ビル群
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 日本では、ドバイは産油国のイメージが強いかもしれないが、実際にはアブダビ、サウジアラビアなどと比較して、石油資源は乏しい。そのため、現在では、経済の石油依存率を半分以下に下げ、中東・アフリカ・ヨーロッパ地域の貿易センターとして、また世界の金融センターとして発展成長する政策を強力に推進している。

 気候は、亜熱帯気候で夏と冬の二季がある。筆者の訪れた6月は、まさに真夏が始まる時期であり、早朝や夜はともかく、日中は焼かれるような太陽光線と道路の照り返しで、今までに体験したことのない暑さだった。

写真3●高層ビルの建設がいたるところで進行中
写真3●高層ビルの建設がいたるところで進行中
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写真4●ドバイ中心部のすぐ外側は砂漠だ
写真4●ドバイ中心部のすぐ外側は砂漠だ
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 日中の気温は50℃を超えることもあり、建設などの屋外での日中の労働は法律で時間が制限されているとのこと。車から降りて、ホテルやオフィスなどの建物までの短い距離を歩くだけでも、日中は太陽と道路の照り返しでクラクラするほどであった。