さて、みなさんは家事や勉強を面倒だと感じたことはありませんか? その理由はたった一つ、面白くないからです。

 一方で、子どもが長時間生き生きゲームをしていられるのは、ゲームが面白いからでしょう。

 ツマラナイと感じるタスクや仕事を、ゲームのように「面白く」「楽しい」もの変えるためのカンタンなアイデアが実はあります。それが、あらゆるコンテンツにゲーム的要素を加える「ゲーミフィケーション」という手法です。

 聞いたことはあってもよくわからなかったり、「ゲームにする」と聞くとなんとなく難しそうに思えるゲーミフィケーションですが、実はお金をかけずとも、コンテンツにちょっとした要素を付け加えるだけで、ユーザーがつい続けたくなるゲームのようになります。

 今回は、その本当は難しくないゲーミフィケーションのポイントを事例と併せて紹介します。

    ■目次
    1.ゲーミフィケーションってなに?
     1-1.ゲーミフィケーションで欠かせないゲーム的要素とは?
    2.事例から見るゲーミフィケーションの有用性
     2-1.Retty
     2-2.フォートラベル
     2-3.Mailbox
     2-4.Khan Academy
     2-5.ChoreWars
    3.ゲーミフィケーションが取り入れられるようになった背景