マルチメディア放送ビジネスフォーラムは、2015年3月23日に第7期第2回情報交換部会を開催した。この日の最大のトピックは、同フォーラムにおけるカーナビWGの活動をベースにして、V-Lowマルチメディア放送のコンテンツプロバイダー(CP)の姿が一つ、具体化してきたことだろう。

 本田技研工業におけるテレマティクスサービスの開発リーダーを長く務めてきた今井武氏がファウンダーとして「アマネク・テレマティクスデザイン」(Amanek)を立ち上げた。レコチョク・ラボ所長を務める庄司明弘氏(Co-Founder Chief Executive Producer)とタッグを組み、世界初の「ドライブに特化した自動車向け専用チャンネル」の構想を推進していく。CPなので、地域ブロック別に認定を受けた全国のソフト会社に対してコンテンツを提供するという立場である(図1)。

図1●クルマに特化したデジタルブロードキャスティングメディアをデザイン(今井氏の講演資料から)
図1●クルマに特化したデジタルブロードキャスティングメディアをデザイン(今井氏の講演資料から)
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