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ニュース解説

WELQ問題、専門家に聞く「コピペに加筆しても著作権侵害の可能性」

弁護士・骨董通り法律事務所代表パートナー 福井健策氏

金子 寛人=ITpro 2016/12/09 ITpro

 「WELQ」を始めとするDeNA子会社のキュレーションサイトが相次いで事実上閉鎖に追い込まれた問題では、医療・健康に関する不正確な情報を掲載していたことに加え、掲載された記事や写真について著作権侵害が疑われている。

 著作権の観点でどのような点が問題なのか、弁護士で骨董通り法律事務所代表パートナーである福井健策氏の見解を、Q&A形式でまとめた。なお、取材は2016年12月7日のDeNAによる記者会見の前に実施している。

(構成:金子 寛人=ITpro

WELQなどのキュレーションサイトを巡る問題で謝罪する、DeNAの守安功社長(中央)ら(12月7日、東京都渋谷区)
[画像のクリックで拡大表示]

引用は「他者の作品を紹介する」行為

「WELQ」の記事作成を巡っては、多くの記事においてWeb検索でヒットした複数のコンテンツの記述をコピペしたうえで、盗用との嫌疑がかからないよう加筆するという手法が採られていたことが明らかになっている。また、クラウドソーシングで募集したライターにDeNA側が提供したマニュアルにおいて、そうした手法を奨励していたのではとの指摘もある。著作権法の観点から、こうした記事作成手法はどのような課題があると考えられるか。

 コピペされた元の記事や写真は、ほとんどのケースで著作物であろう。それをそのままコピーすれば複製権、若干手を加えれば翻案権に触れ、いずれも無断で行えば著作権侵害となる。元記事に「転用自由」のマークなどが表示されていない限りは、「ネット上に転がっている情報を無断で利用して構わない」というルールはない。

 例外として「引用」の条件を満たせば、著作権法32条に基づき他人の著作物を利用できる。しかし引用とは、他者の作品を紹介する行為を指す。例えば「紹介する他人の作品と自分の作品が明瞭に区別されている」「自分の作品がメインであって、他人の作品は説明の補足程度の利用」「出典の明記」など、重要な考慮要素がある。今回問題とされている利用のほとんどは、明瞭な区別もなく、他者の作品が説明の補足程度ということもない。したがって、引用のルールに基づく利用も難しい。

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