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ニュース解説

機械学習ソフト「TensorFlow」のユーザー会が初会合、GoogleのAI研究者が熱弁

清嶋 直樹=日経コンピュータ 2016/10/13 日経コンピュータ

 米グーグル発の機械学習・ディープラーニング(深層学習)用途のソフトウエア・ライブラリー「TensorFlow(テンソルフロー)」の日本におけるユーザー会である「TensorFlow User Group(TFUG)」は2016年10月12日夜、東京・六本木のグーグル日本法人オフィス内の食堂で、初めての会合を開いた。

 オープンソースのTensorFlowは、Pythonなどのプログラミング言語とクラウド上の計算機環境を使って比較的簡単に動かせる。日本国内でも活用事例が増えつつある(関連記事:TensorFlowでトンネル岩盤評価、地質専門家の頭脳再現)。AI(人工知能)分野の技術者・研究者や企業の情報システム関係者ら約160人が広々とした食堂を埋め尽くし、関心の高さをうかがわせた。

写真1●米グーグルの機械学習・AI研究組織「Google Brain」創始者で、TensorFlowの開発にも携わってきたGreg Corrado氏
[画像のクリックで拡大表示]

 冒頭で、グーグルの機械学習・AI研究組織「Google Brain」創始者で、TensorFlowの開発にも携わってきたGreg Corrado氏が登壇(写真1)。TensorFlowの基本的な仕組みや、機械学習ツールの実装の仕方などを、プログラミングコードやフロー図、グラフなどを豊富に示しながら40分近く熱弁した。

グーグルのあらゆるサービスに活用

 Greg氏は「TensorFlowの成果はグーグルが提供する翻訳やメール分類、検索・写真などあらゆるサービスに使われている。Pythonのコードで簡単に実装・拡張できたり、CPUやGPU、iOSやAndroidなどプラットフォームを問わずに動作するのも大きな特長だ」と述べた(写真2)。

写真2●ディープラーニングがグーグルの各種サービスに活用されていることを説明
[画像のクリックで拡大表示]

 Greg氏は複雑なコードや数式などを排した平易な説明に徹していたが、早口の英語で次々とスライドを示した。集まった人たちにとっては密度が濃く、ついていくのに苦労した人も少なくなかったようだ。

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