• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • PR

  • PR

  • PR

  • PR

  • PR

ニュース解説

AIと独自商品に賭ける、火災から復活したアスクル岩田社長の決意

川又 英紀=ITpro 2017/10/19 ITpro

 「2017年9月末までに、LOHACO(ロハコ)の完全復活を目指す」──。同年2月にアスクルのBtoC事業であるロハコの主力物流センター「ASKUL Logi PARK 首都圏(ALP首都圏)」で大規模な火災が発生。2月末の鎮火後、アスクルの岩田彰一郎代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)は記者会見を開き、冒頭の“公約”を宣言した。

 火災が起きたALP首都圏は、ロハコの物量の62%を扱う主力センターだ。通常、物流センターの建設には約2年かかるといわれている。そんななかで、本当に7カ月後の9月末までに、ロハコを完全復活させることなどできるのか。注目が集まっていた。

 公約期限の9月末を過ぎた翌週の10月初め。ITproは岩田社長に単独インタビューした。というのも9月末の段階で、アスクルは特に「ロハコ完全回復!」といったプレス発表を出しておらず、復活セレモニーのようなイベントを催した様子もなかった。そのため岩田社長に「9月末のロハコ復活は達成できたのか」を直接確認しておきたかった。

2017年10月初旬にITproの取材に応じた、アスクルの岩田彰一郎代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)
[画像のクリックで拡大表示]

 すると岩田社長は「計画通り、9月末までにロハコの商品数と出荷能力は火災前の水準に戻った」と、穏やかな口調で答えた。

 さらに岩田社長は、「特に回復宣言は出していない。社員には(10月2日の朝礼で)『よくこの短期間で復旧してくれた。お疲れ様』と労いの言葉をかけたが、一方で『ロハコは道半ば。火災前の状態にサービスが戻り、再びスタート地点に立てたということ。やっと立ち上がって走れるね』と話した」と語る。

 火災後、ロハコの品ぞろえと出荷能力は大幅に落ち込み、顧客離れが想定された。その危機を乗り越え、ようやく元のサービスレベルには公約通りに戻った格好だ。本当の競争はまさにこれからという意味を込めて、岩田社長は「再びスタート地点に立てた」と表現したのだろう。

専用センターを2カ月で新設

 今回の復活劇で幸運だったのは、火災直後の4月にアスクル初となるロハコの専用センター「ASKUL Value Center 日高(AVC日高)」を埼玉県日高市に新設できたことだ。しかも同月中に、早くもAVC日高から商品を出荷している。

 日高市に、火災が起きたALP首都圏に匹敵する広さを持つ新築のセンター物件がたまたま空いていた。しかもALP首都圏からは約20kmと近い。ALP首都圏で働いていた従業員が通える範囲内の場所だ。岩田社長は日高のセンターを一目見て気に入り、契約を即決した。これが9月末の完全復活を可能にしたと言ってもいい。

アスクル初となるロハコ専用センター「ASKUL Value Center 日高」
(出所:アスクル)
[画像のクリックで拡大表示]

あなたにお薦め

連載新着

連載目次を見る

今のおすすめ記事

ITpro SPECIALPR

What’s New!

経営

アプリケーション/DB/ミドルウエア

クラウド

運用管理

設計/開発

サーバー/ストレージ

クライアント/OA機器

ネットワーク/通信サービス

セキュリティ

もっと見る