写真●NTTデータの残間光太朗パブリック&フィナンシャル事業推進部オープンイノベーション事業創発室長
写真●NTTデータの残間光太朗パブリック&フィナンシャル事業推進部オープンイノベーション事業創発室長
[画像のクリックで拡大表示]

 NTTデータは2014年9月8日、新規ビジネス創出に向けた「オープンイノベーション」の取り組みを本格化すると発表した。オープンイノベーションは、社内外の技術やアイデアで革新的な新事業を創出する考え方を指す。

 同社のほかベンチャー、顧客企業の三者が知見を持ち寄り、共同で新規ビジネスを開発する。今後5年間で売り上げ100億円を目指す。手始めに2015年3月までに新ビジネスの「POC(Proof of Concept、新しいコンセプトを実証すること)」を12件実施する予定だ。

 「これまでも社内ベンチャーを立ち上げるなど、新規ビジネスの開発を進めてきた。しかし、その多くが既存ビジネスの延長線上にあり、NTTデータの殻を打ち破るほどのものではなかった。ITの社会インフラを顧客と共に支えてきた当社としては、まさに今、新しい方法論と変革を自らが行っていくべきと考えている。社会に貢献する新たなビジネスをより多く生み出すためにオープンイノベーションを活用する」。NTTデータでオープンイノベーションを推進する残間光太朗パブリック&フィナンシャル事業推進部オープンイノベーション事業創発室長(写真)はこう意気込む。