日本マイクロソフトは2015年5月19日、国内向けに「Surface 3」を発表した(関連記事:「Surface 3」6月に日本上陸 すでに大型の法人受注も)(写真1)。

写真1●Surface 3の発表会には、米マイクロソフトでSurfaceのセールス&マーケティングを担当するジェネラルマネージャーのブライアン・ホール氏、日本マイクロソフトの樋口泰行社長、ソフトバンクモバイル 専務のエリック・ガン氏が勢ぞろいした
写真1●Surface 3の発表会には、米マイクロソフトでSurfaceのセールス&マーケティングを担当するジェネラルマネージャーのブライアン・ホール氏、日本マイクロソフトの樋口泰行社長、ソフトバンクモバイル 専務のエリック・ガン氏が勢ぞろいした
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 Surface 3は、Surface Pro 3の弟分といえる10.8型のAtom搭載Windows 8.1タブレットだ。米マイクロソフトが3月31日にグローバルに向けて発表した時点では、日本での発売について言及がなく、国内発表が期待されていた(関連記事:「RT」と決別した新生Surface 3は何が変わったのか)(写真2)。

写真2●日本国内モデルのLTE版Surface 3
写真2●日本国内モデルのLTE版Surface 3
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 本記事ではついに発表されたLTE版Surface 3について、価格や割引施策を中心に解説する。

単体購入可能となるも、個人向けWi-Fi版はなし

 まずは、個人向けのLTE版Surface 3の仕様を簡単にまとめておく。Surface 3は、OSとしてWindows 8.1(64ビット)を採用、「Office Home&Business Premium プラス Office 365 サービス」が付属する。ディスプレイは1920×1280ドットの10.8型。外形寸法は幅267×奥行き187×厚さ8.7mm。重量は641gだ。CPUとして米インテルのAtom x7-Z8700(1.6GHz)を採用する。バッテリーで最大10時間動作するという。

 無線LAN(Wi-Fi)はIEEE 802.11a/b/g/n/acに対応、Bluetooth 4.0も利用できる。USB 3.0端子、Mini DisplayPort端子、microSDカードスロット、充電用のMicro USB端子、音声入出力端子、前面カメラと背面カメラ、マイクやステレオスピーカー、各種センサーを備える。

 製品構成は、メモリー2Gバイト/ストレージ64Gバイトの下位モデル(税別8万1800円)と、4Gバイト/128Gバイトの上位モデル(同9万1800円)の2モデル。法人向けはWi-Fi版、LTE版の両方が存在する。「Surface ペン」(同5980円)や、キーボードの「Surface 3 Type Cover」(同1万5680円)は別売だ。

 Surface 3の発表会と同日、5月19日の午前中に行われたソフトバンクモバイルの発表会では、LTE版Surface 3を世界に先駆けて取り扱うことを発表。個人向けにはワイモバイルが、法人向けにはソフトバンクモバイルが販売することを表明し、サプライズになった(写真3、4)。

写真3●ソフトバンクモバイルの発表会に日本マイクロソフトの樋口泰行社長も登壇した
写真3●ソフトバンクモバイルの発表会に日本マイクロソフトの樋口泰行社長も登壇した
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写真4●個人向けにはワイモバイルが、法人向けにはソフトバンクモバイルが販売する「戦略的パートナーシップ」
写真4●個人向けにはワイモバイルが、法人向けにはソフトバンクモバイルが販売する「戦略的パートナーシップ」
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