米マイクロソフトは2015年4月29日(現地時間)、米国サンフランシスコ市で開催中の開発者向けイベント「Build 2015」の基調講演において、Windows 10に関する最新情報を発表した。

 基調講演には、米マイクロソフトCEO(最高経営責任者)のサティア・ナデラ氏が登壇。Windows 10について、「単なる新しいバージョンのWindowsではない。新世代のWindowsだ」と宣言。あらゆるデバイスにまたがって動作する「ユニバーサルアプリ」を目玉機能とした(写真1、2)。

写真1●米マイクロソフトCEO(最高経営責任者)のサティア・ナデラ氏
写真1●米マイクロソフトCEO(最高経営責任者)のサティア・ナデラ氏
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写真2●Windowsストアアプリが進化し、あらゆるデバイスで動作する「ユニバーサルアプリ」
写真2●Windowsストアアプリが進化し、あらゆるデバイスで動作する「ユニバーサルアプリ」
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 Windows 10の最新機能は動画で紹介した。「業界で最も幅広いデバイス群に、一つのプラットフォームと一つのアプリストアを提供する」「111の言語、190カ国にいる15億人ユーザーに向けて」「おなじみのWindowsデスクトップが帰ってくる」などのメッセージを強調した。

 ただし「今夏」としてきたWindows 10のリリースについて、具体的な日付には言及しなかった。

Windows 10の目標は「10億台のデバイスに展開」

 Windows 10の詳細については、米マイクロソフト オペレーティングシステム担当 エグゼクティブ バイスプレジデントのテリー・マイヤーソン氏が解説した(写真3)。

写真3●米マイクロソフト オペレーティングシステム担当 エグゼクティブ バイスプレジデントのテリー・マイヤーソン氏
写真3●米マイクロソフト オペレーティングシステム担当 エグゼクティブ バイスプレジデントのテリー・マイヤーソン氏
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