1月25日付でMVNO事業に関する合弁会社「Y.U-mobile」を設立したヤマダ電機とU-NEXT(写真1)。MVNOサービス「U-mobile」を展開してきたU-NEXTにとって戦略転換となり、今後はY.U-mobileが核になるという。開始時の目玉は日本通信が切り開いたソフトバンク回線のMVNOサービスだ。

写真1●ヤマダ電機(左)とU-NEXT(右)がタッグを組み新会社Y.U-mobileを設立
[画像のクリックで拡大表示]
写真1●ヤマダ電機(左)とU-NEXT(右)がタッグを組み新会社Y.U-mobileを設立
[画像のクリックで拡大表示]
写真1●ヤマダ電機(左)とU-NEXT(右)がタッグを組み新会社Y.U-mobileを設立

 新会社であるY.U-mobileは、ヤマダ電機専用のMVNOサービスを企画・展開するためにヤマダ電機とU-NEXTが共同で設立した。サービスブランドは「ヤマダファミリーモバイル」になる。

 新会社設立に至った経緯について、Y.U-mobileの代表取締役に就任したU-NEXTの二宮康真取締役事業戦略企画室長は「ヤマダ電機が自社の顧客向けに、より踏み込んでMVNOサービスを作りたいという要望があったから」と語る(写真2)。

写真2●Y.U-mobileの代表取締役に就任したU-NEXTの二宮康真取締役事業戦略企画室長(右)と、同じくY.U-mobileの取締役であるU-NEXTの鹿瀬島礼モバイル事業本部モバイル営業推進室長(左)
写真2●Y.U-mobileの代表取締役に就任したU-NEXTの二宮康真取締役事業戦略企画室長(右)と、同じくY.U-mobileの取締役であるU-NEXTの鹿瀬島礼モバイル事業本部モバイル営業推進室長(左)
[画像のクリックで拡大表示]

 これまでヤマダ電機は、U-mobileのMVNOサービスの再販として「YAMADA SIM powered by U-mobile」を販売してきた。しかし、あくまでU-mobileのサービスをベースとしているため、ヤマダ電機の細かなニーズに十分応えられなかったという。

 Y.U-mobileでは、ヤマダ電機のためにMVNOサービスを企画。例えばヤマダ電機が扱う端末とSIMのセット販売や、ポイントとの連携を進める考えという。サービスの提供主体はY.U-mobileになる。