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ニュース解説

「売り上げは右肩上がり」豊田通商がタイで成功した自動車IoT

井原 敏宏=日経クラウドファースト 2017/02/10 日経クラウドファースト

 IoT(モノのインターネット)のビジネス活用は、予兆保全などの分野で進みつつあるが、多くの企業は模索している段階だ。そんな中、IoTを使った新ビジネスをクラウドによっていち早く実現し、右肩上がりに売り上げを伸ばしている企業がある。

 それが、豊田通商グループで自動車向けソフト・コンテンツ開発を手掛ける豊田通商エレクトロニクスタイランド(TTET)だ。約13万台の自動車に通信機能付きのGPS(全地球測位システム)モジュールを取り付け、リアルタイムに近い交通渋滞情報を配信する。そのインフラとして、Amazon Web Services(AWS)を使っている。

 TTETが渋滞情報の配信に乗り出したのは2011年のこと。日本の総務省の支援を受け、約700台の車にGPSモジュールを設置し、AWS上のシステムで実証実験を開始した。目的は、タイ・バンコクで運転者が渋滞を回避できるようにすることだ。TTETでアシスタントゼネラルマネージャーを務めるゴラゴット・ウォンペイサーンシン氏は、「実証実験を始めた2011年当時のバンコクは、世界的に見ても渋滞が激しい都市だった」と振り返る。

 2012年には、自社の投資により、約1万台のタクシーにGPSモジュールを搭載。現地のトヨタ車向け情報提供サービス「G-BOOK」のコンテンツとして、渋滞情報の配信を始めた。ゴラゴット氏は「タイ向けに毎年3~4万台出荷されるトヨタ車に加え、スマートフォンアプリ向けにも情報を配信している」と語る。

Googleのサービスより高精度

 ゴラゴット氏によると「タイにはVICS(道路交通情報通信システム)のようなものはなかった」。TTETが配信する交通渋滞情報は「VICSと同じ基準で約70%の正確性を実現した。米Googleなどの同様のサービスと比べても優れていると自負している」(同)と力を込める。

TTETが配信する交通渋滞情報
[画像のクリックで拡大表示]

 なぜ正確性が高いのか。バンコクには細い裏道が多い。Googleなどのサービスが、主に一般のスマートフォンユーザーの情報を基にするのに対し、TTETは「裏道をよく使うタクシーから情報を取っているので、情報の網羅率が高い。タイのタクシーは24時間ずっと走っており、夜間もデータが取れる」(同)。さらに、トラックや長距離バスなどにもGPSモジュールを搭載した。ゴラゴット氏は「トラックや長距離バスのデータも取り込むことで、バンコク以外の情報も入手できるようになった」と話す。現状では約13万台の車にGPSモジュールを取り付けている。

タクシーやトラック、長距離バスに取り付けたGPSモジュール
(出所:豊田通商エレクトロニクスタイランド)
[画像のクリックで拡大表示]

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