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ニュース解説

ソフトバンク孫CEOのトランプ氏面会、狙いはT-モバイル買収かスプリント売却か?

佐藤 仁=情報通信総合研究所 2017/01/20 ITpro

 米国の次期大統領であるドナルド・トランプ氏は2016年12月28日、米国の通信事業者でソフトバンク傘下のスプリントが5000人の雇用を2018年3月までに、海外から米国に移転することをフロリダで明らかにした。スプリント幹部がトランプ氏に電話で連絡したという。さらにソフトバンクが2016年12月19日に出資することを発表した衛星通信ベンチャーの米ワンウェブ(OneWeb)が米国で3000人を採用するとも語った。つまり8000人の新規雇用が米国内で創出されることになる。

 「アメリカ・ファースト」でお馴染みのトランプ氏は選挙期間中から「外国に奪われた雇用を米国に取り戻すこと」を公言しており、今回のソフトバンクグループの米国での取り組みに対してもトランプ氏は、ソフトバンクグループの孫正義代表取締役社長(以降、孫CEO)が大きく関与し、そのことに感謝する旨のコメントを出している。

孫CEO、米国に5兆円投資、5万人の雇用創出へ

 2016年12月6日、孫CEOはニューヨークを訪問し、トランプ氏とトランプタワーで面会した(写真1)。孫CEOはトランプ氏に対し、米国での事業に投資し、米国で5万人の雇用創出に向けて500億ドル(約5兆7000億円)を投資すると約束したことを明らかにした。

写真1●トランプタワーで面会した孫CEOとトランプ氏
(写真:ロイター/アフロ)
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 トランプ氏は孫CEOとの面会後に自身のTwitterで、「日本のマサ(孫CEO)が米国で、事業と5万人の新規雇用に500億ドルを投資することで同意した」「マサは、我々(トランプ)が当選しなければ、この投資は絶対にしなかっただろうと語った」とツイートした。トランプ氏は孫CEOのことを「Masa(マサ)」とファーストネームで呼んでおり、もはや2人の関係はトランプ氏と安倍首相との関係よりも深そうな印象だ(図1)。

図1●トランプ次期大統領はTwitterで孫CEOとの会談内容を明らかにした
(出典:トランプ次期米国大統領のTwitter)
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 両者はトランプタワーのロビーで報道陣らに対して、面会の内容を説明した。孫CEOは米国での投資をさらに加速させていくと表明。トランプ氏が公約として掲げている規制緩和で米国での投資機会が増加することへの期待を示し、2016年10月に設立した10兆円規模のファンドを通じて資金を米国市場へ向けていくことも明らかにした。

 トランプ氏は、12月6日にノースカロライナ州で行った演説でも孫CEOとの会談について言及した。そこでも「マサは日本のすばらしい人物。我々が選挙で勝利したから、彼は500億ドルを投資し、5万人の雇用が生まれることになる」と孫CEOを称賛。さらに「トランプ政権では、ひどい貿易協定は再交渉するし、雇用の敵は打ち負かし雇用を守っていく。これは戦争だ」と述べて、米国国内での雇用創出の重視を改めて強調した。2人の会談から1カ月も経たないうちに、スプリントとワンウェブの2社で早速8000人の雇用を創出するとトランプ氏が発表できたことは、トランプ氏の大統領就任時にも大きな追い風になるだろう。

 孫CEOはトランプ次期大統領以外に過去にも各国の要人と面会をしている。世界規模で投資を行っているソフトバンクの代表として、まさにトップ営業を率先して行っている(表1)。

表1●孫CEOの海外要人との面会
(出所:公開情報を基に作成)
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