SCM(サプライチェーン管理)やオムニチャネル製品/サービスを提供するマンハッタン・アソシエイツはこのほど、日英のミレニアル世代(18~24歳)の購買意識に関する調査結果を公表した。「店舗スタッフへの期待」に関して、日本と英国で顕著な差が見られた。

 「店舗スタッフが提供してくれるサービスとして最も重要だと思うことは何か?」という質問に対して、日本で最も多かったのは「商品に関するアドバイス」(31.7%。英国は28.8%)。これに対し、英国は「商品の正確な在庫情報(入手可能性)」(41.5%。日本は15.5%)となった(図1)。

図1●「店舗スタッフが提供してくれるサービスとして最も重要だと思うことは何か?」
図1●「店舗スタッフが提供してくれるサービスとして最も重要だと思うことは何か?」
(出所:マンハッタン・アソシエイツ)
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 日本は「(割引などの)商品のお得な情報」も29.2%と高かったが、英国は11.8%にとどまる。オンラインショップと実店舗のすみ分けや、実店舗がどの程度正確に在庫情報をつかんでいるのかなどの状況が、日英で異なる点が背景にあるとみられる。