深刻なIT技術者不足打開策を多角的に解説

 システム投資の回復や大型プロジェクトの影響で、今後数年間、SEの人手不足が生じる状況を指す「2015年問題」。建設業やサービス業のみならず、IT業界でも既に人手不足が顕在化しつつある。

 IT関係者にとって、「SE欠乏リスク」は大きな危機だ。本書は、アンケート調査や様々な企業への取材を基に、SE欠乏の深刻度を解説。SE欠乏への有効な解決策として、クラウドソーシングやシステム開発の内製化、オフショア開発などを取り上げ、事例とともに紹介している。IT技術者確保の“難敵”と見られる「労働者派遣法改正」にも言及する。2015年問題に関心の高い方にお薦めだ。


1冊で分かるSE欠乏リスク
日経コンピュータ 編
日経BP社 発行
1728円(税込)