機械が認識する未来、コグニティブを展望

 米IBMの研究者らが、これから登場する新しいコンピュータの在り方「コグニティブ(認識)コンピューティング」について解説した書。コグニティブコンピューティングとは、コンピュータがビッグデータの内容を理解し、自らの判断で適切な行動ができるようになることを言う。従来のように人間がプログラムをコンピュータに与える必要がなくなるため、プログラミングの限界を超えた複雑な処理が可能になる。本書ではコグニティブコンピューティングの応用シナリオと、ビッグデータを処理するために必要となる「非ノイマン型」の新しいハードウエアについて解説している。


スマートマシンがやってくる
ジョン・E・ケリー3世/スティーブ・ハム 著
三木 俊哉 訳
日経BP社発行
1728円(税込)