関数型言語Erlangを余すところなく解説

 Erlangはスウェーデン・エリクソンが開発した関数型プログラミング言語。並行処理に適し、高い耐障害性を持つことから、SNSの「LINE」のシステムでも使われるなど注目を集めている。本書はそのErlangの神髄を約600ページにわたって解説したものだ。

 関数型プログラミング言語では、Haskellを詳しく解説した『すごいHaskellたのしく学ぼう!』という名著があり、本書はそれに触発された著者がWebサイトでErlang版を執筆したものが基になっている。邦題や装丁もHaskellの書籍と合わせた雰囲気。豊富なイラストやコード例を使った分かりやすさも同様だ。

すごいErlangゆかいに学ぼう!
フレッド・ハバート 著
山口 能迪 訳
オーム社発行
4104円(税込)