従来の開発手法に限界、そんな企業に価値ある書

 ビジネス環境の変化の激しい現在、開発期間、コスト、保守などの視点で見ると、従来型のシステム開発手法では立ちいかなくなった企業が増えている。そんな企業に朗報となる「超高速開発」について解説したのが本書である。

 超高速開発は、プログラムを自動生成する機能だけではなく、業務のデザインから運用・保守工程をも含めたシステムライフサイクル全般にわたる生産性向上と継続的品質改善のやり方である。専門的なプログラミング知識がなくても業務知識をベースにシステム開発が行えるため、ユーザー企業にとどまらず、SIベンダーにとっても検討すべき手法といえる。


超高速開発が企業システムに革命を起こす
一般社団法人ICT経営パートナーズ協会 著
関 隆明 監修
日経BP社発行
2700円(税別)