本書は、日経SYSTEMSに掲載したプロジェクトマネジメントに関する10年分の特集記事の中から、選りすぐりの9本をピックアップした1冊。序章では、本物のプロジェクトマネジャーと呼べる七つの条件を示し、第1章では失敗プロジェクトのメカニズムを分析。続く第2章から第5章までは、プロジェクトマネジメント体系の「PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)」の知識エリアに沿って、教科書には書かれていない現場の実践ノウハウを取り上げている。

 第6章から第8章までは、プロジェクトで特に重要な定量化について深堀りした。第6章では見える化の限界を突破する測る化をテーマに、第7章では規模・工数・コストを見積もるテクニック、締めくくりの第8章ではプロジェクトを見通すための作業計画であるWBS(Work Breakdown Structure)の作成技術を詳しく紹介している。


プロジェクトマネジャー
最強の指南書

日経SYSTEMS編
日経BP社
2592円(税込)