ドローンは悪か善か 多面的な角度から論評

 注目度が高まっているドローンの最新事情を解説する。冒頭で2015年を「ドローン元年」としつつも、「利用者が全体像を知ることができなかった」と問題点を指摘。そこで関係者に対する直接取材に加え、国内外の報道や資料を基に、ドローンを取り巻く現状を俯瞰的にまとめている。

 歴史、構造といった基本的な知識はもちろん、国内外の市場動向や産業利用の可能性などを多様な観点から解説。国内の“開発第一人者”とされる千葉大学の野波健蔵特別教授へのインタビューなども敢行。光と影の双方を踏まえつつ、産業の未来がどう変わっていくのかも予見する。


ドローンの衝撃
河 鐘基 著
扶桑社 発行
821円(税込)