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情総研レポート

AIチップ搭載スマートフォンが続々、「スマホの次」を狙う競争の開幕か

水上 貴博=情報通信総合研究所 研究員 2017/12/15 ITpro

 2017年11月3日、Appleの最新スマートフォンである「iPhone X」が発売された。iPhone Xは本体正面のほとんどがスクリーンとなり、従来のiPhoneシリーズの特徴だった物理ホームボタンが姿を消している。そのため、2013年発売のiPhone 5sから採用されているホームボタンによる指紋認証「Touch ID」に代わり、顔認証「Face ID」が新たに採用されている。iPhone Xの前面に顔を向けると、登録済みの顔情報と照合しデバイスのロックを安全に解除する。指紋認証のように特定の箇所を特定の指で触る必要がなく、非常に便利だ。

 このFace IDを可能にする技術として一躍注目を浴びているのが同社の最新モバイルSoC(System-on-a-chip)である「A11 Bionic」だ。同SoCは、人工知能(AI)で用いられるニューラルネットワークに最適化されたユニット「ニューラルエンジン」を持つことから「AIチップ」とも呼ばれる。

ニューラルエンジンを搭載したアップルの「A11 Bionic」
出所:Apple
[画像のクリックで拡大表示]

 AIチップを最新スマートフォンに搭載するのはAppleだけではない。ここ数カ月に発表されたいくつかのハイエンドスマートフォンは、AIチップを搭載するものがある。本稿では、最近のスマートフォンにおけるAIチップ搭載の動きを押さえつつ、この先どのように展開されるのか考察する。

HuaweiとGoogleが最新スマートフォンにAIチップを搭載

 Huawei(華為技術)は、ドイツ・ベルリンで開催された家電やITの総合見本市イベント「IFA 2017」(2017年9月1日〜6日開催)の基調講演において、自社開発の最新モバイルSoC「Kirin 970」を発表した。同社は「世界初のAI対応チップセット」をうたい、機械学習ユニット「ニューラルネットワーク・プロセッシング・ユニット」(Neural-network Processing Unit:NPU)を搭載する。

 時を近くしてGoogleは、10月17日の同社ブログにおいて、2017年10月4日に発表した同社ブランドの最新スマートフォン「Pixel 2」「Pixel 2 XL」の両スマートフォンにGoogle独自開発のチップ「ピクセル・ビジュアル・コア」(Pixel Visual Core:PVC)を搭載していることを明らかにした。最新のAndroid OSであるAndroid 8.1 Oreoにおいてその機能が有効化される計画だ。

AIチップを搭載する各社の最新スマートフォン
出所:本稿執筆時点での公開情報に基づき筆者作成  ※上記スマートフォンは日本未発売の機種を含む
[画像のクリックで拡大表示]

 Pixel 2とPixel 2 XLはメインのSoCとしてQualcommのハイエンド向けモバイルSoC「Snapdragon 835」を搭載しており、PVCは画像処理と機械学習に特化したコプロセッサである。この点は、AI処理用ユニットを内蔵するA11 BionicやKirin 970と異なっているが、AIチップの実装形態の一種と見ることができるだろう。

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