発売から半年余りで半額まで値下がり

 楽視(Le Eco)という、もともとは動画サイトの企業が、近年スマートテレビやスマートフォンをリリースするようになった。今年4月に発売された同社のスマートフォン製品の1つ「楽Max2(Le Max2)」は実売で1499元(約2万4000円)と、かなりお買い得な価格。今年4月の発売時には2799元だったから、半額近くまで値下がりしたわけだ。ということで、この楽Max2を自腹で購入してみた。

 楽Max2の本体カラーは「原力金(ゴールド)」「金(メタルピンク)」「灰(メタルグレー)」の3種類があるが、筆者が店頭で入手したときには「金しかない」とのこと。このメーカー、この機種に限った話ではないが、店舗ではすべてのカラーを用意しているわけではなさそうだ。

 楽Max2のボディーは金属製で、本体サイズは156.8×77.6×7.99mm、重さは185g。CPUにクアルコムのSnapdragon 820(クアッドコア、2.15GHz)を搭載し、4GBのメモリー、32GBのストレージと、そこそこの基本性能を備えている。液晶は5.7型で、解像度は2560×1440ドット、カメラユニットは背面2100万画素と前面800万画素。4G(TD-LTE、FDD-LTE)対応のデュアルSIMカードスロット、指紋センサーも搭載する。

 楽Max2の特徴の1つがUSB Type-C端子だ。本体にはイヤホンジャックがなく、代わりに専用のイヤホンをUSB Type-C端子に挿す。また、充電にもUSB Type-C端子を利用する。最先端のテクノロジーとはいえ中国のコンビニやケータイショップにはUSB Type-Cのケーブルを扱っているところがほとんどなく、ケーブルをなくしたときに困るのが悩ましいところだ。

楽視の販売店。まだ多くはないが増え続けている
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USB Type-C以外は中国人的には“無難”なスマホだ
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