ユーザー視点の辛口評価で好評の戸田覚氏が、ごく普通に使うA4ノートパソコンの選び方について解説します。15.6型液晶のモデルが主流になるなか、14型スタンダードノートという選択肢は“アリ”でしょうか。

 店頭を見ると、多くのスタンダードA4ノートが15.6型液晶を採用している。ノートパソコンを選ぶ際には、あまり深く考えずに15.6型モデルを選んでいる人が多いだろう。選択肢も多いし、価格も手ごろだ。

 しかし、実際に使ってみると「大き過ぎる」と思うことはないだろうか? デスクトップパソコンの場合「大は小を兼ねる」のが普通だが、机の広さは限られているので、大きいノートパソコンを机の上に置くと書類を置くスペースがなくなってしまうのだ。

 実は僕も、半年ほど前に安価なA4ノートを購入した。価格重視で15.6型モデルを選択したのだが、これが机の上で盛大に場所を取って快適に作業できない。デスクトップパソコンの横に置くセカンドマシンだから余計にそう感じるのだが、リビングなどでパソコンを使いたい方も大き過ぎないほうがいいだろう。

 最近は数が少なくなった14型モデルのスタンダードノートという選択を考えていたところ、ちょうどコンパクトさをウリにする14型の新モデル「dynabook T54」(約14万円)が東芝からリリースされた。

スタンダードノートで14型とコンパクトなdynabook T54
スタンダードノートで14型とコンパクトなdynabook T54
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ボディーは清潔感のある白。恐らく女性もターゲットにしているのだろう
ボディーは清潔感のある白。恐らく女性もターゲットにしているのだろう
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