中国のデジモノと聞くと安価な量産品をイメージされる方も多いと思われますが、なかには独自技術を搭載した製品もあります。今回は、斜め上の独自技術を搭載した中国製マウスを紹介します。

中国製品らしい多機能マウスが新登場!

 中国でリリースされる無数のマウスのなかには、まれに独自技術が搭載された製品がある。香港に拠点を置くSeendaというメーカーの「藍牙鼠標音箱」というマウスをしばらく使ってみたので、その出来栄えをレポートしたい。

 「Blootooth Speaking Mouse」という英語名の通り、藍牙鼠標音箱はスピーカーを内蔵するBluetoothマウス。スマートフォンやタブレットなど、フルサイズのUSB端子を搭載しない端末で重宝しそうだ。電源は連続6時間駆動のバッテリー(900mAh)を内蔵しており、micro USBケーブルで充電できる。

 藍牙鼠標音箱の本体サイズは121×70×38mm。重量は125gと軽くはないが、乾電池駆動のワイヤレスマウスとしては普通だろう。手が触れるところはラバーコーティングされていて、安っぽさはない。

 標準的なBluetoothのマウスのデバイスドライバーを利用するので、Bluetooth搭載の端末ならOSを問わずに認識される。マウス用とスピーカー用のデバイスドライバーがそれぞれ必要なので少し手間はかかるが、難しくはない。インストールすると他のBluetooth製品が見えなくなる専用ユーティリティーなども用意されているが、必要はないだろう。

購入したのはオレンジ色のモデル。価格は148元(約2800円)
購入したのはオレンジ色のモデル。価格は148元(約2800円)
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梱包物。Bluetooth接続なので、当然、レシーバーユニットは必要ない
梱包物。Bluetooth接続なので、当然、レシーバーユニットは必要ない
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箱から出した藍牙鼠標音箱。筆者の手にはちょうどいい
箱から出した藍牙鼠標音箱。筆者の手にはちょうどいい
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