「Xperia」シリーズの最新スマートフォン「Xperia XZ1」がソニーモバイルコミュニケーションズから発売された。NTTドコモ、au、ソフトバンクの3社が取り扱う。今冬はiPhone XやGalaxy Note8など海外勢の全画面スマホが注目を集めるなか、日本メーカーのスマホとしてどれだけ奮闘できるのか。このモデルの実力と魅力を見てみよう。

ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia XZ1」写真はムーンリットブルー。このほかウォームシルバー、ブラック、ヴィーナスピンクを販売する
ソニーモバイルコミュニケーションズ「Xperia XZ1」写真はムーンリットブルー。このほかウォームシルバー、ブラック、ヴィーナスピンクを販売する
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背面から側面にかけて一体化したメタルパネルを採用
背面から側面にかけて一体化したメタルパネルを採用
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 Xperia XZ1は名称や外観の通り、従来のXperia XZシリーズやZシリーズとほぼ同じコンセプトの後継モデルだ。

 進化点としては、最新チップセットのクアルコム製「Snapdragon 835」を搭載し、CPUやGPUの性能が向上、最新OSのAndroid 8.0を採用し、さらに音楽再生関連の機能も強化した。このほか、楽に画面ロック解除ができる本体側面の指紋認証センサーや防水・防塵、フルセグなどを引き続き搭載している。これまでのXperiaファン、スマホユーザーが安心して買い替えやすい最新ハイエンドモデルとなっている。

左が「Xperia XZ」、右が「Xperia XZ1」。両モデルとも5.2インチ液晶を搭載。機能は進化しているが、外観やコンセプトに関する変化は少ない
左が「Xperia XZ」、右が「Xperia XZ1」。両モデルとも5.2インチ液晶を搭載。機能は進化しているが、外観やコンセプトに関する変化は少ない
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カメラはXperia XZsと同様のメモリー内蔵の1920万画素積層型CMOSを搭載。おサイフケータイ/NFCはXperia XZsでは前面だったが、他のスマホで一般的な背面に戻され、使いやすくなった
カメラはXperia XZsと同様のメモリー内蔵の1920万画素積層型CMOSを搭載。おサイフケータイ/NFCはXperia XZsでは前面だったが、他のスマホで一般的な背面に戻され、使いやすくなった
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厚さは7.4ミリ。Xperia XZsと比べ0.7ミリ薄くなる一方、横幅が1ミリ広くなった。滑らかな形状で持ち心地は良好だ。音量キーが電源・指紋認証センサーの上に配置され操作しやすくなった
厚さは7.4ミリ。Xperia XZsと比べ0.7ミリ薄くなる一方、横幅が1ミリ広くなった。滑らかな形状で持ち心地は良好だ。音量キーが電源・指紋認証センサーの上に配置され操作しやすくなった
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 取り扱いはNTTドコモとau、ソフトバンクの3社だ。ただし、ドコモはほぼ同じスペックで4K表示に対応した5.2インチ液晶の「Xperia XZ Premium」の新色と、コンパクトな4.6インチ液晶の「Xperia XZ1 Compact」も販売する。今冬はドコモユーザーのみ、画面サイズの異なる3モデルから好みのXperiaを選べる。