もはや中国の消費者に見向きもされなくなったフィーチャーフォンだが、モバイルバッテリーにもなるモデルが登場したという。最初は「なぜ？」と思ったが、通話専用端末とタブレットの2台持ちならあり得る組み合わせだ。
気になった筆者は、地元民でもあまり近寄らないという場末感あふれるエリアのモバイルショップを訪れた。数軒あるモバイルショップの中で、フィーチャーフォンを扱っていたのはそのショップのみ。フィーチャーフォンはそれくらいレアな存在になっているのだ。
店先には「69元」「99元」「199元」「299元」（1元は約15万5000円）の文字、つまり価格が書かれた紙が貼ってある。しかも、ショーケースに並ぶ端末は人気のオッポ（oppo）にあやかった「obqc」という偽ブランドだったりして怪しいことこの上ない。「充電宝手机（モバイルバッテリーケータイ）はあるか？」と聞くと、「たくさんあるぞ」と店主がいくつか商品を出してくれた。値段はどれも199元（約3080円）だと言う。もちろん店頭で動作確認してから購入した。
整備された表通りと違って生活臭が漂う裏通りにそのショップはあった
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昨今は、この手の怪しいモバイルショップはあまり見かけなくなった
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キンキラのスマホをはじめ、いかにも偽ブランドっぽい製品が並ぶ
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obqcの製品。そもそもブランド名の読み方が分からない
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