プレゼンソフト「パワーポイント(PowerPoint)」は、スライド作成や修正のときに面倒な調整が多い。この手間を省く時間短縮術を紹介していこう。

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パワポの基本は「プレースホルダー」と「レイヤー構造」

 パワーポイント(パワポ)のスライド作成や修正の手間を省くには、スライド作成の基本を知ることが重要。基本を理解していなければ「手抜き」もできないというわけだ。まずは、スライドの仕組みをおさらいしていこう。

 パワーポイントのスライドでは、文字や写真、イラストはもちろん、動画や音楽といったデータも扱えるが、それらのデータはすべて「プレースホルダー」と呼ばれるボックスデータとしてスライド上に配置される。文字データでも、画像データでも、動画データでも、パワーポイント上では、すべてプレースホルダー。つまり、ものすごく簡単に言ってしまうと、パワーポイントとは、文字や写真、イラストなどをレイアウト(配置)するアプリケーションというわけだ。

文字データの入ったプレースホルダーを選択。フォントを変更したり、入力している文字列の編集をしたり、普通に文章を編集できる
文字データの入ったプレースホルダーを選択。フォントを変更したり、入力している文字列の編集をしたり、普通に文章を編集できる
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こちらは図形のプレースホルダー。図形が三角形や円でも、四角い枠でデータを判断する
こちらは図形のプレースホルダー。図形が三角形や円でも、四角い枠でデータを判断する
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