筆者は、先日この連載の「Windows 10は貧弱マシンの強~い味方!? 処分直前のノートが10で命拾い」という記事で、遅くて使いにくくて、手放そうかと思っていたレノボ・ジャパンのWindows 8.1搭載ノート「Flex 10」が、モバイルや貧弱な環境にも強いWindows 10を入れることで、結構使えるようになったとのいきさつを書いた。

 これに味をしめて、もっと貧弱なマシンもWindows 10でまあまあ快適に動くのかな、と、試してみたくなった。そんなときに、通販ショップ「NTT-X Store」のタイムセールでWindows 8.1搭載のミニタブレットが8000円台、という情報を耳にした。開始時間にアクセスしたら、問題なく手に入れられた。

「Flex 10」に味をしめて、さらなる挑戦を試みる

 購入したのはジェネシスホールディングスの「geanee」ブランドの「WDP-072-1G16G-BT」という7インチタブレット。早速「ジーニーくん」と名付けて可愛がることにした(笑)。

図1 最近1万円程度で売られている激安Windowsタブレット「WDP-072-1G16G-BT」の商品ページ
図1 最近1万円程度で売られている激安Windowsタブレット「WDP-072-1G16G-BT」の商品ページ
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 激安とはいえ、クアッドコアのAtomを搭載しているからか、予想よりサクサク動く感じがして好感が持てる。メモリー1GBの割には結構頑張っているが、アプリなどを入れていくうちに、Windows 8.1ではキツくなるだろうから、早くモバイルや貧弱マシンに強い(と勝手に筆者が思っている)Windows 10にアップデートしよう、と思った。

 ところが、マイクロソフトのWindows 10の「システム要件」を見てがっかり。この「ジーニーくん」のOSは32ビットなので、システム要件のメモリーは1GB(64ビット版は2GB)。だが「ハードディスクの空き領域」が、32ビットは16GB(64ビット版は20GB)で、元々16GBしかないので、到底満たせないからだ。