SIMフリー版のiPhone 6sや6s Plusを選ぶと、通信費が安い格安SIMが使いやすくなる。そこで、iPhoneに適した格安SIMを選ぶポイントと、使い方別のおすすめプランを解説する。

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 SIMフリー版のiPhone 6s/6s Plusと格安SIMを組み合わせると、毎月の通信費を大手携帯電話会社より安く抑えられる。とはいえ、iPhoneに合った格安SIMはどれなのか、なかなか判断できずに悩んでいるユーザーも多いのではないだろうか。

 そこで今回は、SIMフリーiPhoneに適する格安SIMを選ぶポイントをまとめた。また、想定されるニーズごとにおすすめの格安SIMをピックアップしてあるので、格安SIM選びの参考にしてもらいたい。

確実に利用できるのはドコモのネットワーク、au系には注意

 SIMフリー版iPhoneに適した格安SIMを選ぶ上で注目すべきポイントは、「ネットワーク」「月間データ容量」「通信速度」の3つだ。まずは1つ目の「ネットワーク」から解説しよう。

 格安SIMを提供する通信会社は、大手携帯電話会社の設備を借り受けてサービスを提供している。そのため、NTTドコモのネットワークを利用する格安SIMを使いたければ、端末もNTTドコモのネットワークに対応していなければならない。iPhoneは本来NTTドコモ、au、ソフトバンクの3社全てのネットワークに対応しているので、どのネットワークの格安SIMでも問題なく使用できるはずだ。実際、NTTドコモのネットワークを利用する格安SIMは、iPhoneでも利用可能だ。

 ところが、auのネットワークを利用する格安SIMの場合、技術的な理由から問題が生じることがある。例えば「mineo」(ケイ・オプティコム)の「auプラン(Aプラン)」の場合、iPhone単体で音声通話やデータ通信を利用するのに問題はないが、テザリングが利用できない。また、「UQ mobile」(UQコミュニケーションズ)はiPhone 6s/6s Plus での動作確認結果そのものを公表していない。

 auのネットワークを利用している格安SIMをiPhone 6s/6s Plusで利用する場合は、何らかの制約があると覚えておこう。