2014年9月3日~5日、東京ビッグサイトで行われた国内最大級の雑貨見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2014」(以下、ギフトショー)で見つけた注目アイテムを紹介する。今回は「デジタル雑貨・そのほか」編(第1回「日用品」編第2回「文房具」編)。

多種多様な商品が乱立する“自撮り棒”

 スマホ関連グッズで最も目立っていたのは、スマホを取り付ける“棒”だ。いわゆる「自撮り棒」で、シンプルな棒から手元でシャッターを切ることができるタイプまで、多種多様な製品が登場している。

 今回のギフトショーでもいくつものブース(主に海外メーカー)で展示されていたが、なかでもバランスの良い製品だと感じたのは、Looq Systemsの「Looq2」。

 基本機能は他製品と同じく、ロッドアンテナ形式で伸びる金属の棒の先端にスマホを固定でき、角度などが変えられるアタッチメントが付いているもの。この製品が面白いのは、アタッチメント部分にイヤフォンジャックに差すプラグがあり、それを使って手元のスイッチでシャッターを切るシステムになっている点。iPhoneをはじめ多くのスマホに搭載されている、イヤフォンに付いたリモコンの音量ボタンでカメラのシャッターを切る機能を使っているわけだ。

 これならペアリングも必要なく、電池も不要になる。グリップも握りやすく、自撮りだけでなくさまざまな角度から撮影したい場合にも活用できる。価格は未定だが、先行販売している米国での価格は35ドルとのこと。ほかにタブレットに対応して三脚にもなる「Looq t1」も展示されていた。

Looq Systems「Looq2」(参考価格35米ドル)。電池いらずで、手元でシャッター操作が可能な“自撮り棒”
Looq Systems「Looq2」(参考価格35米ドル)。電池いらずで、手元でシャッター操作が可能な“自撮り棒”
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Looq2はグリップがしっかりしていてとても握りやすく、撮影時に安定していた
Looq2はグリップがしっかりしていてとても握りやすく、撮影時に安定していた
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Looq Systems「Looq t1」。三脚にもなるタブレット用自撮り棒。広角レンズなどのアダプターも用意されていた
Looq Systems「Looq t1」。三脚にもなるタブレット用自撮り棒。広角レンズなどのアダプターも用意されていた
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