今夏はドコモ端末のソニー「Xperia A」とサムスン「Galaxy S4」の分割払いが終了する時期だが、そのまま機種変更すると毎月支払うコストが上がる可能性が高い。そこで通信料を安く抑えられる格安スマホから、これらのユーザーに最適な端末を紹介しよう。

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 NTTドコモは2013年の夏モデルにおいて、特定機種の販売を促進するための優遇施策を実施した。選ばれたのはサムスン電子の「Galaxy S4 SC-04E」とソニーモバイルコミュニケーションズの「Xperia A SO-04E」の2機種で、ゆえにこの施策には「ツートップ」の通称が与えられた。

 この2機種は他の機種よりも月々サポートが手厚く設定されており、最新機種が割安で手に入るとして話題を呼んだ。条件にもよるが、NTTドコモを10年以上利用しているユーザーが初のスマートフォンとして「Xperia A SO-04E」を選んだ場合の実質負担額は、わずか4800円だった。

 当時はまだフィーチャーフォンと呼ばれる従来型の携帯電話ユーザーも多く、ツートップ戦略は、スマホへの機種変更を促進するのに役立った。またドコモが当時発売していなかったiPhoneに、自社のユーザーが流出していくのを防ぐことも目的の一つとした販売戦略だった。

ツートップとして手厚い割引施策が講じられた「Galaxy S4 SC-04E」
ツートップとして手厚い割引施策が講じられた「Galaxy S4 SC-04E」
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同「Xperia A SO-04E」
同「Xperia A SO-04E」
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ツートップ2機種のスペック一覧
ツートップ2機種のスペック一覧
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