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 すでに報じられているように、2017年4月13日に国民生活センターから「格安スマホ」に関するトラブルの相談が急増しているとして注意喚起が発表された(関連記事:格安スマホで急増するトラブル 避けるための3か条)。

 公表された事例によると、トラブルの原因は「キャリアメールが使えないから相手にメールが届かない」「サポートが電話窓口だけで、つながりにくい」といった、格安スマホと大手携帯電話会社とのサービスの違いによるものが多い。

 そうした事例のなかで気になったのが、「格安スマホのホームページ(ウェブサイト)で情報を確認したが分かりにくい」という声だ。

 格安スマホや格安SIMを提供する通信会社の大半が、店舗を構えていない。そのため、各社が用意しているウェブサイトは、これから契約を検討している人と通信会社との唯一の接点と言える。ウェブサイトの分かりやすさは、利用者がトラブルを避ける上で欠かせない要素だ。

 そこで、これから格安スマホ・格安SIMを契約しようと考えている人にとって“落とし穴”になりやすいポイントを中心に、検討段階でウェブページのどこに注目すべきなのか、実際に通信会社のウェブサイトを例にチェックしてみたい。

【格安スマホサイトで確認すべきポイント】

●「料金プラン」の詳細で確認
▼格安SIMの種類と料金
▼対応している通信会社のネットワーク
▼通信速度や速度制限が課される条件

●「オプション」で確認
▼保証オプションの内容
▼保障オプションの対象

●「よくある質問」を検索
▼メールアドレスはもらえるのか?
▼解約に関わる期間の“縛り”や手数料
▼SIMの利用開始日や料金が発生するタイミング

●「動作確認済み端末」の一覧で確認
▼端末の動作は確認済みか
▼端末で使うSIMカードのサイズ(種別)
▼端末ごとの機能の制約

 なお、通信会社のウェブサイトとして、日経トレンディネットにて通信速度の測定を実施している以下の8社を参考にした。

・IIJmioモバイルサービス(IIJ、以下「IIJmio」)
・楽天モバイル(楽天)
・イオンモバイル(イオンリテール)
・OCN モバイル ONE(NTTコミュニケーションズ)
・LINEモバイル(LINE)
・BIGLOBE SIM(ビッグローブ)
・mineo(ケイ・オプティコム)
・FREETEL SIM(フリーテル)