国内企業のIT戦略において、「グローバル化」の必要性は以前から叫ばれているものの、企業によって進捗に大きな差があるのが実態だ。
IT戦略やITガバナンスのグローバル化は、どれくらい進んでいるのか。日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)が企画・実施している最新の調査データ「企業IT動向調査報告書2016」の中から、グローバルITガバナンスの実態についてクイズ形式で紹介する。
なお、本調査は東証一部上場企業およびそれに準じる企業に対して行ったものだ。紹介するデータを読み込む際は、上場企業クラスのデータであることに留意してほしい。
<問題>海外に進出している製造業は何割くらい?
「企業IT動向調査2016」では、回答企業1048社のうち「既に海外に進出している」企業は53.9%、「今後、海外進出を予定している」企業は3.7%、「海外進出の予定は当面ない」が42.4%だった。
業種別に見ると、海外進出している比率が高いのは製造業だった。最も高かった機械器具製造では、どれくらいの企業が「既に海外進出している」または「今後、海外進出を予定している」と回答したか。
(2)約6割
(3)約8割
(4)ほぼ10割
正解と解説は次のページ。