これまで僕はiPadとAndroidタブレットを比較すれば、iPadの圧勝と言ってきた。ただ最近、iPadの進化もやや足踏み状態にあると思う。特に、新モデルとして登場したiPad Proは、iPad Airからデザインがほとんど変わっていない。一方で、低価格のAndroidタブレットは、質感などでiPadには到底及ばないものの、コストパフォーマンスを考えると十分使えるものが出てきていると感じる。
そこで、最新のAndroidタブレット2モデルとiPad Proを比較し、その差はどの程度なのかを考えてみたい。取り上げるAndroidタブレットは、ファーウェイの「MediaPad T2 7.0 Pro」(7月8日発売)と「MediaPad T2 10.0 Pro」(6月24日発売)の2機種だ。ファーウェイはSIMフリースマートフォンのメーカーとして、最近、日本でも人気が高まっている。つい先日は2in1タイプのモバイルノートへの参入を発表し、存在感が高まるばかりだ。
単純に性能を比較するなら、言うまでもなく、iPad Proの圧勝だ。しかし、価格差まで考慮した場合、その差はどこまで縮まるのだろうか。価格は、iPad Pro(9.7インチ)の最廉価モデルが税込み7万2144円。セルラーモデルは8万9424円からとなっている。対するMediaPad T2 7.0 Pro、MediaPad T2 10.0 Proの公式ストアでの税込み価格は共に2万6978円だ。MediaPad T2 7.0 ProはMediaPad T2 10.0 Proに比べてディスプレーサイズは小さいが、LTEに対応している。