ITpro Expo、Cloud Days、IoT Japan、CEATEC JAPAN、Japan IT Week、情報セキュリティEXPO、スマートエネルギーWeek。この夏・秋もIT/エレクトロニクス分野の展示会が目白押しです。顧客開拓、商談獲得の場として、すでに準備を始めている企業は少なくないでしょう。

 ただ、ちょっと待ってください。今年の準備に死角はありませんか?展示会に出展することが目的化していませんか。本来の目的を忘れ、ノベルティグッズの準備やコンパニオンの手配などに追われていませんか――。

 そこで今回の週末スペシャルでは、展示会マーケティングの効果を倍増させるポイントをQ&A形式で紹介しましょう。指南役はITpro Activeアカデミー『展示会マーケティング必勝講座』の講師を務める長島淳治氏(船井総合研究所 経営支援本部チームリーダー チーフ経営コンサルタント)です。では、最初の相談を見てみましょう。

※長島氏によるITproマーケティングの人気連載「間違いだらけの展示会マーケティング」を加筆・修正したものです。

【相談】初出展で獲得名刺は50枚。次回も出展すべきか?

 中堅中小企業向けのクラウドサービスを開発・販売しています。販路を一気に拡大するため、今春、初めてIT関連の展示会に出展しました。将来の顧客になりそうな企業の担当者との出会いはありましたが、正直、思ったほど名刺を集めることができず、今後も出展すべきかどうか悩んでいます。ちなみに、今春の展示会では2日間で約50枚の名刺を獲得できました。

 長島先生からのアドバイスは次のページです。