旅行や出張時に、移動中でもスマホをフル充電できるモバイルバッテリー。スマホ利用時間の増加により、毎日の通勤でも必須という人も増えてきた。
この記事では、スマホ利用者にとって必須ともいえるモバイルバッテリーの選び方と、初心者から上級者まで目的別のおすすめ製品を紹介する。
モバイルバッテリーは主に4種類
2017年のモバイルバッテリーは大きく4種類に分けられる。旅行や出張に最適な大容量モデルや、新しい充電規格に対応したモデルも登場。その一方で、軽量なスリム型も注目を集めている。
●「大容量モバイルバッテリー」
容量10000mAh以上で、スマホを2回以上フル充電できる。旅行や出張向きのモデル。価格が手ごろなこともあり人気だ。
●「コンセント充電型モバイルバッテリー」
USB充電器とモバイルバッテリーが一体化。便利だが、大型かつ容量5000mAh前後でスマホのフル充電は約1〜2回と少なめ。コンセントを使える場所への滞在時間が長い人や、初心者向きの製品だ。
●「急速充電規格対応モバイルバッテリー」
最新の急速充電規格「Quick Charge 3.0」や「USB PD」に対応。対応したスマホやPCと組み合わせると、一般的なモバイルバッテリーよりも速く充電できる。ただし、大型でやや高額な製品が多い。
●「スリム型モバイルバッテリー」
容量5000mAh前後でスマホのフル充電は約1〜2回ぶん。薄型かつ軽量で、毎日の通勤や外出時に持ち歩いても邪魔にならない。
モバイルバッテリーは「Anker(アンカー)」や「cheero」など、アマゾンなどのネットショップを中心に販売するブランドの人気が高い。理由は、アジア圏での製造と、最新製品を世界各国へ安価に販売する、ネット直販を使ったビジネスモデルにある。同様の企業は他にもあるが、中でも日本企業のcheero(ティ・アール・エイ株式会社)や、海外メーカーながら日本にも拠点を置くAnkerなどが、サポートの安心感もあって人気というわけだ。