「ThinkPad X1 Carbon」は、ThinkPadを代表するモデルと言っていいだろう。14型液晶を搭載しながらコンパクトかつ薄型で、最近増えている大画面でもボディーを小さく薄く設計するモデルの先駆けとなっている。今シーズンはフルモデルチェンジを遂げ、さらにコンパクトになった。2月上旬の発売からずいぶん時間がたってしまったが、ようやく実機を借りられたのでレビューしていこう。

 フルモデルチェンジとはいっても、デザインは当然ながら変わらない。新モデルのボディーカラーにはブラックとシルバーがあるが、今のところ購入できるのはブラックだけのようだ。旧モデルには少し茶色がかった色合いのものもあったが、新モデルのボディーは真っ黒に近く、しかも例によってつや消し。手触りはかつてのピーチスキンに近く、しっとりとした感触には感激した。シルバーはかなり抑えめのくすんだ色合いで、ピーチスキン的な手触りもなく個人的には黒の一選だ。

ThinkPadらしい外観はパソコンマニアの心をくすぐる
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塗装はつや消しの黒で手触りもしっとりとしている
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