今回、シニア世代にお薦めしたい端末は、au(KDDI)が2月20日に発売したシャープ製の「AQUOS K SHF31」。スマホではなくケータイです。しかし、ただのケータイではありません。スマホと同じくOSにAndroidを採用した“ガラホ”と呼ばれる端末です。

 日本のケータイは、世界の潮流とは別に独自の進化を遂げて、日本のユーザーニーズに応える多彩な機能を搭載していることから「ガラパゴスケータイ」、略して「ガラケー」と呼ばれます。「ガラホ」は、「ガラケー」と「スマホ」を組み合わせた造語です。製造したシャープや、販売するau(KDDI)が公式にそう呼んでいるわけではありませんが、「スマホに近いガラケー」という意味ではわかりやすいので、その呼称で定着していくのではないかと思います。

端末の形状と操作性は、従来型ケータイそのもの

 AQUOS Kの見た目は、ごく普通の二つ折りケータイです。折りたたんでコンパクトな状態で持ち歩くことができ、その際はサブディスプレイで時刻や電話着信などを確認できます。端末を開くと、ダイヤルキーパッドが現れます。メインディスプレイはタッチ操作に対応しておらず、キーを押して操作します。要するに、従来型のケータイと何ら変わりません。

ケータイとしては最も一般的な折りたたみ型を採用。
ケータイとしては最も一般的な折りたたみ型を採用。
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折りたたんだ状態。サブディスプレイ部には着信LEDも搭載されている。
折りたたんだ状態。サブディスプレイ部には着信LEDも搭載されている。
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個々のキーは下部が少し盛り上がった形状になっていて、確かな押した感触が得られる。
個々のキーは下部が少し盛り上がった形状になっていて、確かな押した感触が得られる。
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端末の横幅は51mm。iPhone 6と比べると16mmも細い。
端末の横幅は51mm。iPhone 6と比べると16mmも細い。
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ストラップを取り付けられる穴も用意されている。
ストラップを取り付けられる穴も用意されている。
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通話中に右側面のキーを押して音量を調節できる。マナーモードに設定できるボタンは、シャッターとしても使える。
通話中に右側面のキーを押して音量を調節できる。マナーモードに設定できるボタンは、シャッターとしても使える。
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