Googleやワイモバイルは2月27日、「Nexus Player」を日本で発売した。Nexus Playerは、メディアプレーヤー向けの「Android TV」を搭載し、GooglePlayの動画やゲーム、YouTubeに投稿された動画などが楽しめるGoogleの端末だ。希望小売価格は1万2800円だ。大手家電量販店やソフトバンクショップの店頭などで購入できる。スマートフォンやタブレット向けの「Android」や、低価格パソコン向けの「ChromeOS」とも異なる、Android TVの機能やその使い勝手を検証。Nexus Playerの将来性について考えてみた。
大きなパネルが並んだホーム画面
Nexus Playerは、プロセッサーに4コアのAtomを採用、1GBメモリー、8GBのストレージを搭載した端末だ。IEEE 802.11acの無線LANやBluetooth 4.1にも対応している。Nexus Playerの背面はへこんでおり、ここに映像出力用のHDMI端子と、電源供給用のACアダプターポート、Micro USBポートを装備する。HDMIケーブルで液晶テレビなどと接続し、付属のACアダプターのケーブルを接続すれば、自動的にNexus Playerが起動して初期設定のウィザードが始まる。
初期設定では、インターネットに接続するための無線LANの設定や、Googleアカウントのログイン設定を行う。文章にすると簡単なのだが、簡素極まりない小さなマニュアルと、画面上に表示される内容がやや分かりにくいこともあり、悩む場面は多かった。ここはまず改善してほしいポイントといえる。