2~3万円で購入できる低価格モバイルノートは本当に使えるのか。日本HPの「Stream 11」とASUSTeK Computerの「EeeBook X205TA-B」を、仕事や娯楽など様々な利用状況を想定し、徹底比較した。

 現在、2~3万円台の低価格モバイルノートが人気を集めている。直販価格2万5800円と激安ながら、普通のノートパソコンと見た目が遜色無い「Stream 11」(日本HP)と、実勢価格3万4800円で小型軽量がウリの「EeeBook X205TA-B」(ASUSTeK Computer)だ。

 10万円前後で売られているノートパソコンと上記の低価格モバイルノートの大きな違いは、搭載するCPUやSSDの性能。これら主要部品に、タブレットなどで使われる部品を使うことで、低価格化を実現している。メモリーの搭載量や液晶画面、対応する無線LANの種類なども若干劣るが、逆に言えば、違いはその程度。その部分さえ妥協できるのであれば、十分活用できる。

 これらの低価格モバイルノートが、実際の用途でどれだけ使えるかを気にしている人は多いはず。そこで、安物買いの銭失いにしないために、この2製品を仕事や娯楽など様々な利用状況を想定し、徹底比較した。

HPの「Stream 11」は、直販限定で売られている11.6型のノートパソコン。価格は2万5800円と安い。ただし、直販の場合は配達料が3000円かかり、それに消費税を加えると価格は3万1104円となる(注:3月31日までは送料無料のキャンペーンを実施中)。画面サイズが13.3型でOfficeが付属する「HP Stream 13」(5万7800円)もある
HPの「Stream 11」は、直販限定で売られている11.6型のノートパソコン。価格は2万5800円と安い。ただし、直販の場合は配達料が3000円かかり、それに消費税を加えると価格は3万1104円となる(注:3月31日までは送料無料のキャンペーンを実施中)。画面サイズが13.3型でOfficeが付属する「HP Stream 13」(5万7800円)もある
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ASUSTeK Computerの「EeeBook X205TA-B」(3万4800円)は、重量が1kg未満と軽い。大きさはStream 11と同じ11.6型。色は写真のダークブルーのほかにホワイトやレッドもある
ASUSTeK Computerの「EeeBook X205TA-B」(3万4800円)は、重量が1kg未満と軽い。大きさはStream 11と同じ11.6型。色は写真のダークブルーのほかにホワイトやレッドもある
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