中国で一番人気のスマートフォンと言えばiPhone 6/6sですが、2番手以下は、Galaxy S6 edgeを除いて中国メーカーの製品が席巻しました。どんな製品が、なぜ人気になったのでしょうか。

アップル人気を上回るファーウェイ製品とは!?

 中国では通常営業の大みそか、蘇寧電器が「2015スマートフォン販売ランキング」を発表した。最も人気だったのは「iPhone 6/6s」だが、2位以下を見るとサムスンの「Galaxy S6 edge」を除いた全モデルが中国メーカーの製品。ソニー製品もLG製品もランキングに入らなかったのは「外国製だからメンツが立つ」という状況が過去の話となってしまったことの証明だろう。

 アップルに迫る売上を記録した中国製スマートフォンの筆頭は、ファーウェイのフラッグシップモデル「栄耀7」こと「honor 7」。honor 7が登場する以前は「honor 6」も人気で、同社オンラインサイトに限って言えば、honor 6シリーズとhonor 7シリーズの売上合計はiPhone 6/6sを上回ったという。日本でも、ダブルレンズを特徴とするSIMフリーモデル「honor 6 Plus」が楽天モバイルから発売されており、レビューを見る限り好評のようだ。

 honor 6の後継であるhonor 7は、解像度1920×1080の5.2型液晶、同社開発の2.2GHzの8コアCPU、3GBのRAMを搭載するなど、なかなかのハイスペックモデル。Android 5.0ベースのオリジナルOS「EMUI 3.1」を搭載している。公式サイトでの販売価格は、64GBのストレージを搭載するモデルが2299元(約4万1400円)。

honor 7。独自の指紋センサーや2000万画素のカメラなども搭載している
honor 7。独自の指紋センサーや2000万画素のカメラなども搭載している
[画像のクリックで拡大表示]
落ち着いた雰囲気で貫禄を見せるファーウェイショップ
落ち着いた雰囲気で貫禄を見せるファーウェイショップ
[画像のクリックで拡大表示]