VAIOは2016年2月4日、5.5型スマートフォン「VAIO Phone Biz」を発表した。4月発売で、実売価格は5万円台とみられる。

Windows 10 Mobile搭載の5.5型スマートフォンVAIO Phone Biz
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Windows 10 Mobile搭載の5.5型スマートフォンVAIO Phone Biz

 本製品はVAIOが自社で設計したもので、昨年2015年に日本通信と協業で発売した他社設計のAndroidスマートフォン「VAIO Phone」とはまったく異なる製品。質感が高く丈夫なアルミ削り出しのボディーや性能の高さが特徴だ。

 搭載するOSは「Windows 10 Mobile」。Windows 10のスマートフォン向けのバージョンで、パソコン版Windows 10と共通のユーザーインターフェースを備える。またモバイル端末向けマイクロソフトオフィスである「Office Mobile」が付属する。Windowsスマホを外部ディスプレーと接続してパソコンのような画面で使える簡易パソコン機能「Continuum」にも対応する。

 VAIO Phone BizはSIMロックフリーの端末で、NTTドコモとソフトバンクのバンドに対応する。個人向けにはまず直販サイトのVAIOストアで販売し、ビッグローブと楽天モバイルでは格安SIMとセットで販売していく。今後は家電量販店や他のMVNO事業者にも販路を拡大していく。

 またWindows 10 Mobileは、マイクロソフトの企業向けシステムやクラウドサービスとの親和性が高い。こうしたことを武器にビジネス市場に売り込みたい意向だ。法人向けにはNTTドコモとダイワボウ情報システムを通じて販売する。

アルミ削り出しで高級感のあるボディー

 VAIO Phone Bizの大きな特徴はデザイン。ボディーはアルミからの削り出しで作られていて、丈夫さと質感の高さを兼ね備えている。背面は緩やかに膨らんでいて、手になじみやすい形をしている。このデザインは同社パソコンのフラッグシップモデルである「VAIO Z Canvas」をイメージしている。

 生産は海外で行われるが、出荷前に全数検査を日本国内のVAIOの工場でしている。VAIOで作られるパソコンと同様の品質と信頼性を確保しているという。

質感の高いアルミ製ボディーで、VAIOのロゴが彫り込んである
質感の高いアルミ製ボディーで、VAIOのロゴが彫り込んである
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ボディーは角ばった板のような形ではなく、緩やかなドーム状で持ちやすい。拡張端子はmicroUSB、ヘッドセット対応のステレオミニ端子、microSDカードスロットを備える
ボディーは角ばった板のような形ではなく、緩やかなドーム状で持ちやすい。拡張端子はmicroUSB、ヘッドセット対応のステレオミニ端子、microSDカードスロットを備える
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