iPhoneやiPadには、話しかけるだけでユーザーのしたいことを手伝ってくれる音声アシスタント「Siri」が搭載されている。Siriを使うと、タイマーのセットや日付や時間の確認などの簡単な作業に加えて、「メッセージを作成して特定の人宛てに送信する」「TwitterやFacebookに投稿する」といった複雑な作業もできる。

 このSiri、まだ使いこなしていない人も多いのではないだろうか。そこでiPhoneの画面を操作するより、Siriにしてもらったほうが早い/楽な操作をメインに、10の便利な使い方を紹介する。

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【1】iPhoneを探すとき——「Hey Siri どこにいる?」

 Siriの基本的な起動方法は、ホームボタンの長押し。だが、iOS 8以降にアップデートしていれば、「Hey Siri」と話しかけるだけで、手を触れずに起動できる(設定で「”Hey Siri”を許可」をオンにする)。

 これならSiriを起動した後、してほしいことを伝えればよいので、最後までiPhoneに触れずに作業が完結できる場合もある。車を運転している時や料理中など、手が離せない時に便利な機能だ。ただし、iPhone 6sシリーズ以外の端末は、iPhoneを電源に接続しているときにしか「Hey Siri」は使えない。

 一方、iPhone 6sシリーズなら、iPhoneが部屋で行方不明になってしまった時にも「Hey Siri」を話しかけて見つけ出せる。「Hey Siri どこにいる?」と話しかけると、ベッドの枕元や、重ねた雑誌の下、バッグの中などから「ここにいますよ」と返事をしてくれる。

 この方法ならば、iPhoneに電話して着信音から探しだすよりも簡単。出かける直前などに見つからないときなどに使ってみてほしい。

「Hey Siri」を利用するには、ホーム画面で「設定」をタップし「一般」→「Siri」と順にタップし表示される画面で「“Hey Siri”を許可」をオンにしておく
「Hey Siri」を利用するには、ホーム画面で「設定」をタップし「一般」→「Siri」と順にタップし表示される画面で「“Hey Siri”を許可」をオンにしておく
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「Hey Siri」起動は、iPhoneを電源に接続しているときに制限されているが、iPhone 6sシリーズではこの制限がない。そのため「Hey Siriどこにいる?」と話しかければ、部屋の中のiPhoneを素早く見つけられる
「Hey Siri」起動は、iPhoneを電源に接続しているときに制限されているが、iPhone 6sシリーズではこの制限がない。そのため「Hey Siriどこにいる?」と話しかければ、部屋の中のiPhoneを素早く見つけられる
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