2017年1月5日、カシオ計算機が新たなアウトドア向けのスマートウオッチ「WSD-F20」を発表した。昨年2016年に登場した前モデル「WSD-F10」の後継にあたり、発売日は4月21日。メーカー希望小売価格は5万1000円だ。
ほぼ1年でのモデルチェンジとなるが、どこが進化したのか。前モデルと比較しながら、その詳細を見てみる。
ウオッチ単独で地図を表示できる
WSD-F20は、アウトドアシーンでの活用を踏まえた機能性や堅牢ボディーを備えたWSD-F10をベースに、新機能として低消費電力GPSとオフライン利用も可能なカラー地図に対応した。スマホと連動して利用することを基本としていた前モデルと違い、WSD-F20はスマホと連動していないスタンドアローンの状態でも、事前に地図データをダウンロードしておくことで、常に自分の位置を確認できるようになった。
また、新機能としてカシオオリジナルの「ロケーションメモリー」アプリも追加され、地図上に文字やマーカーで記録を残すことが可能となった。気に入った景色の見える場所や釣りのポイントなどを記しておけば、次に来た時の参考になるという便利な機能だ。
なお、GPS機能はアメリカが運用する「GPS」に加えて、ロシアの「GLONASS」、日本のほぼ真上を通過する準天頂衛星「みちびき」にも対応する予定とのこと。日本のユーザーとしては、みちびきの対応によって、より精度の高い位置情報が得られる。